関東鉄道訪問記


関東鉄道




関東鉄道常総線は、取手-下館間の51.1kmを結ぶ、関東地方では珍しい非電化の私鉄路線である。

また、取手-水海道間17.5kmは全国でも珍しい非電化複線区間となっている。
関東鉄道が非電化となっている理由は、茨城県石岡市に気象庁地磁気観測所があるためである。
直流電化とした場合、漏洩電流が大きいため、地磁気の観測データに影響を与えてしまうからである。
そのため、観測所から半径30kmは基本的には交流電化となるが、交流電化には大きなコストがかかるため、関東鉄道では電化を断念し、現在も非電化路線として営業を続けている。


過去には国鉄・JRから購入したキハ30、キハ35が4連で走っており、その姿は多くの鉄道ファンを魅了した。

そのキハ35だが、塗色を変更して2006年に映画パッチギに京浜東北線の役で出演(358・3511・3518・3519の4両)したり、
2015年にはフィリピン国鉄に転職する(353 ・ 354 ・ 358・3511・3518・3519の6両)というなかなか波乱の人生を送っている。


常総線ではコロナ禍により、1月23日より実施している最終列車の繰上げの正式な実施などのダイヤ改正を2021年3月13日(土) より実施するそうだ。



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