豚串焼肉とは


おいしくてヘルシー、栄養満点の焼肉



春のグルメシリーズ第二弾


焼肉ですって?焼肉が好きかって?

おやおや、そんな質問をされても困りますな。

私なんぞが、三十の坂を越えたあたりから、牛肉というものに背を向けるようになったことなど、誰が興味を持つというのでしょう?

ハラミやタン塩、そんなものはまだしも、カルビやロースの脂の多さにはもううんざり。

そんなわけで、私は豚肉のファンクラブ会長に名乗りを上げたわけですが。





ええ、笑わないでくださいな

豚肉で焼肉なんて、なんとも庶民的でしょう?でもね、そこがいい。

定食屋の焼肉定食で豚肉が出てくるのは、そこに深い人生哲学が隠されているからですよ。

豚肉は、なんというか、脂と赤身のバランスが絶妙で、お財布に優しくて、どんなに安い肉でも、ジューシーで柔らかな幸せをくれるんです。

さて、そんな私が家焼肉をより楽しく、より経済的にするため、四苦八苦してたどりついたのが、豚串焼肉。

作り方ですって?ああ、どうせならお話ししましょう。





まず、肉はスーパーで売っている外国産のもので充分。

メインとなるロースは、脂をそぎ落として、一口大に切り分ける。

そうして、串に刺し、柔らかくジューシーにするためにタレに漬け込むわけです。





私の場合は、すりおろしのニンニクとりんご、焼肉のタレをブレンドした特製ダレを用います。

チャンピオンの焼肉のタレ、あれはいいですよ。

余計な油が入っておらず、あっさりしていて、漬け込みにはもってこい。





臓物も忘れちゃいけません。

今回はハツ、レバー、タンを用意しました。

豚には捨てるところがない。それに、こういった部位は特にお財布に優しいんですよ。





そして、この焼肉を特別なものにしてくれるのが、魔法のような香辛料。

中国の羊肉串からヒントを得て、クミン、花椒、ほんだし、ゴマ、一味唐辛子、そして味の素を混ぜ合わせたもの。

これを肉に振りかけて食べるんです。





私のこの焼肉は、中国の羊肉串と日本のやきとんのいいところを取り入れて、家庭で手軽に楽しめるようにしたものです。

材料費も一人当たり5〜600円とお手頃です。

これで、あなたも家焼肉の達人になれるかもしれませんよ。

さあ、どうです?試してみたくなりましたか?